大切な人たちとの別れから学んだこと。

NZ生活も残り1ヶ月弱（の予定。）出入りしてばかりでしたが、火曜日にはとうとうCHCHを離れ、北上する事にしました。

それに伴い、いままで一緒にいた大切な人たちとの別れ。出会いには別れがつきものなのでしょうがないことだし、BPで働いていると会った分だけ別れがあるのでなれっこになってはいたのですが・・・。特に親しかった人たちとの別れはとてもとても寂しいものです。
3ヶ月お世話になったオーナーご家族。2ヶ月四六時中一緒にいた相棒Lynnの帰国。このBPに長期滞在していたアイリッシュ・スコティッシュカップルの出国。彼らとは、家族のように寝食を共にして、毎日いろんな話をして、一緒に遊びに出かけたりしましたので、彼らがいなくなることで、生活が一転し、心にぽっかりと穴が空いたような・・・。そんな感じです。

彼らからはいっぱい教えてもらいました。文化の違い、言葉の壁。そうした事から学ぶことも沢山ありましたが、何よりも彼ら自身の人となり・考え方から教えられることが沢山沢山ありました。彼らといて、自分の英語のつたなさもだけど、人間としての自分のあやふやさと言うか未熟さをひしひしと感じました。まあ、これは今にはじまった事じゃないんだけど、彼らは一個人としてしっかりとした考えをもっているだけではなく、他人への接し方と言うか考えの示し方とか思いやりとか、カップルならお互いへの信頼の仕方・表現の仕方とか。そうしたものきちんと持っていて、あわあわしている私でも、私と言う人間をしっかり見ていてくれました。そして、うーん、うまく言えないんだけど、こんな私でもちょっとはいいところがあることを認識させてくれ、それを好きでいてもくれたので、そのことで自分に対する自信って言うのかな、そうした大切な大切なものをくれたような気がします。

後は、そうだなあ。ここには書いていなかったけど、友達よりも大切な人との別れもありました。

この件は、ここ2ヶ月、悩みに悩んだけど、結局タイミングと言うか、何かがちょっとずれて、そこからかみ合わない部分ができてしまった、と言う感じかなあ。（これはいつも一緒か・・・）　文化や考え方の違いからくる感情の軋轢や葛藤、言葉が違うことで自分の考えや思っていることを表現しきれないいらだち。そこで感じる、自分を形作っている日本人気質・文化、考え方。そうしたものを背景とした、自分自身の気持ちの表現の仕方。私と言う人間として、何を大切にしたいのか、譲れないのは何なのか、そうした自分自身の価値観・・・・。　本当に沢山の事を考え、学びました。

あの時ああだったら、今頃こうなっていたはず・・・　仮定法じゃないけど、この自由な生活では一つのちょっとした選択がその後の生活と言うか、過ごし方を大きく変えることになるので、ついつい考えてしまいます。

元気な時はいいんですが、そうじゃない時は、何度も何度もぐるぐると思いをめぐらせて、いっぱいいっぱいになっては、ぼーっと空ばかりみていました。親しい人たちに相談したりできるようになったけど、そうだなあ。同じく非日本人の彼らに相談しても、なんだかんだと勝手な事を言ってはくれますが、やっぱり行きつくところは「自分がしたい事を、自分の考えをもとに、自分で実行することが大切だよ」ということでした。　当たり前ですけど、結局は、自分はどうしたいのかって自分にしっかり問いかけ、そしてそれを誰のためではなく、自分のために実行する。まわりの様子や反応を窺ったりとかそう言うのは一切なしに、自分自身に問いかけ、その考えをはっきり口にして、そして行動する・・・もしかすると至極簡単な事かもしれないけど、そう言うのがなかなか苦手な私としては、いざやろうとしても結構あわあわ辟易してばかりで、かなりのエネルギーがいりましたです。

うひゃひゃ。何を言っているのか、なんだかわからなくなって来ましたが・・・。

いま自分がした選択は、自分でしたものだと自信をもてること。そしてそれは自分として必然的だったと後悔なく思えること。そして、こうした経験を、うじうじしたりしないで大切にし、今後に役立てようと前向きに切り替えができるようになったこと。

そうした事を教えてくれたみんなに、感謝。

すっかり冬モードになったChristchurchよりこんばんわ。　あ、あたし、いままたCHCHに戻ってきております。

BPを4月末で辞めてから、2週間ほど旅に出ておりました。（調子に乗って、その間に書いたものをアップしたりして。きゃはは。）こうして旅に出てみると、ブログを書くのがだんだんおっくうになったりして。

とりあえず、ここ1ヶ月の走行距離は2000キロを超え、生活費はガソリン代とアルコール代に費やされている今日この頃です。